10月
・引越し
・星組「宝塚花の踊り絵巻/愛と青春の旅立ち」
職員旅行のリーダーになったので個人的趣味に走る。
初めて宝塚を見るという人が大半でしたが、楽しんでもらえたみたいでよかった。
が、当日新幹線発車10分前に寝坊したから行かないと突然キャンセルが入り、開演前に久々に捌きに立つ。
ちえちゃんの軍服姿が激しくかっこよかった。
・映画「ナイト&デイ」
・映画「大江戸りびんぐでっど」
11月
・アンジェラ・アキコンサート
一緒に行くはずだった友人の一人が体調不良で急遽キャンセル。
ピンチヒッターで仕事帰りの親を招集。
喋り捲るアンジェラ(コンサートの半分は喋ってるかも。笑)に驚いていた。
・TSミュージカルファンデーション「Diana−月の女神ディアナ−」
久々のワタルさん!
感情のほとばしる舞台に鳥肌。
ずんこさんとの共演も嬉しかったし、二人の相性のよさはやはり抜群。
あと謝先生の演出やっぱり好きだなあ。再演&DVD化を切に望む。
あんな売り方じゃ、こんな不規則な仕事してたら入手は無理だわ…。
(DVD限定販売を完売後に知った)
・キャラメルボックス「サンタクロースが歌ってくれた」
初めて友達を連れての観劇。
とりあえずネームバリューのある上川さんが出てる公演を選んだのでまずまず喜んでくれてたような。
40代のおじさんたちがちょっと無理しつつ(笑)がんばって20代を演じながら走り回ってるのが面白くもあり、微笑ましくもあり。
・映画「ハリーポッターと死の秘宝」
・映画「エクリプス トワイライト・サーガ」
・映画「ゲキ×シネ 蛮幽鬼」
堺さんの悪役が嵌りすぎていた。
爽やかに笑いながら、敵をばっさばっさ切っていくのが鮮やかだった。
生で観にいけばよかったと後悔。
12月
・劇団四季「コーラスライン」
・山崎まさよしコンサート
実は2階席がらがらだったんだけど、会場がまさよしを盛り上げよう!って空気で満ちていて
そのおかげかまさよしも上機嫌で歌っていた(気がする)
声も良く出てたし、ギターとキーボードでバックバンドなしの弾き語りが
しっとりとしてて聞き入りっぱなしのライブだった。
結婚後初のツアーってことでおめでとうコールと子どもは?の質問攻めに若干困ってたのが印象的。
・平井堅コンサート
ジャニーズばりのゴンドラとカートで縦横無尽に会場内を走り回ってた
ラストの「LIFE is」アカペラがすごくよかった。
昨年の本屋大賞5位に選ばれた作品。その前から割と話題作で、私も半年程前に図書館に予約していたのがやっと届きました。
とにかく文章の美しさに圧倒されました。
男はチェスという海に少年を放ち、彼が自ら発する光だけを頼りに、どんな深い海溝にもひるむことなく、無比の軌跡を描けるよう導いた。
この一文を読んだ時にすごく綺麗だなと思って何度か読み返して。でもこの作品の随所にこういう綺麗な描写が出てくる。日本語の美しさを改めて感じさせられました。
文章だけじゃなくて、作品に出てくる登場人物もまたいい。
一人の少年がチェスと出会い、静かに真摯にチェスと向き合っていく様が描かれた作品ですが、まず主人公のリトル・アリョーヒンがとても精錬にストイックにチェスを極めていくんですが、その姿がどこか切なくて、物悲しい。でも気になって先を読んでしまう。
彼を囲む人々もとてもいい。チェスの宇宙に導いたマスター、主人公がほのかな恋心を抱く少女ミイラ、主人公の家族。リトル・アリョーヒンの最高のチェス相手・老婆令嬢。それぞれの出会いがとても温かい。彼はとても口数の少ない人なんだけど、彼を深く理解し、見守り続ける。彼の短い人生はこの人たちのおかげで幸せだっただろうなと思えます。
作品内にチェスの描写が多々出てきますが、私自身チェスをしたことは一度もなくて、ルールも全く知りません。それだけにもしチェスを知ってたらもっとこの作品を楽しめただろうなあと思うと、それだけが残念。
派手ではないですが、いい作品に出会えたなあと思います。
間違いなく、今年読んだ本の上位に入るだろうなと。